【おすすめ!】「さあ、写真をはじめよう『写真の教科書』写真を本格的に学びたい人のための基礎と演習」東京工芸大学芸術学部写真学科の教科書

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インプレスのデジタルカメラマガジン編集部から発売された「さあ、写真をはじめよう『写真の教科書』写真を本格的に学びたい人のための基礎と演習」(1,900円+税)を購入しました。

2016-04-01 19.13.31

今、デスクの横の本棚と、自室の本棚、家族共有本棚、屋根裏収納の本棚(どんだけ本棚がある家なんだ...)に、ざっと120冊くらい写真関係の本を持っている私が、さらに言うとすでに手放した本もその何倍かあるのでこれまでいったい何冊写真の本を買ってきたかわからない私が断言します!
この本は買いです!! ただし、読者を選びます!!

これまでたくさんの写真入門書が出されてきましたが、どれも「こんなときにはこうする」という対処療法的な内容がメインでした。
例えば、

背景をぼかしたい!
望遠レンズを使うか、レンズのF値を小さくしましょう
こんな感じのものが多かったのです。
もちろん、これはとても実践的で、その場ですぐにやるべきことがわかるので、便利なテキストだと思います。
実際、カメラ教室でも、こんな感じの内容だけを求めている生徒さんが多いのも、現実です。

でも、この本は、背景をぼかしたい、という要望に対して、ぼかすための技術、なぜぼけるのか、ぼかした表現が適しているのか、そして写真の名作ではそれらがどのように生かされているのか、を網羅して説明しています。

特にこの本の素晴らしいところは、歴史的に評価されている作品が、どのような意図をもってどのような技術を使っているのかを学べる点です。今はネットだけで流行っている写真を見てそれっぽく撮りたがる人も多いのですが、それだけだと美術の基礎体力がつきません。漫画家になりたいけどデッサンはやらない、みたいなものですね。それでなんとかなるのは本物の天才だけで、そうでない人はやはり基本を知識として学んで、血肉にする努力をしていく必要があるでしょう。きちんと評価されている名作を、意図を理解しながら鑑賞する訓練は、自分らしさを作る近道だと思っています。

本質的なところまで理解することを求めて書かれているので、ぱっとページを開けばわかるという本ではありません。でも、これをちゃんと読めば、自分が使おうとしているテクニックはなんのためにあるのかを教えてくれるので、応用できるようになるはずです。

その場限りの付け焼刃的な知識でかまわない人は、この本を読んでも必要性を感じないと思うので、読者を選びます。「買いだけど読者を選ぶ」というのはそういう意味です。
でも、説明はとても分かりやすく平易で、写真の実例も豊富なので、読み通せないということはないでしょう。

私のレッスンも、対処療法だけでなく、しくみや使うべき表現もちゃんと理解できるように、この本と同じスタンスで、さらに噛み砕いて説明しています。カメラ教室に通っているときはできたけど、やめたらわからなくなっちゃった、ということにならないように、と心がけています。この本と、”初めての簡単写真入門”的な本との橋渡しになるようなレッスンです。自分自身いろいろなカメラの講座に参加してきた経験を踏まえ、「こんな内容のレッスン自分が受けたかったわ!! 生徒に戻りたいわ!」と思うカリキュラム&テキストにしています! というわけで、これからカメラを習いたい方、ぜひご参加ください。