『浅草寺diary』古くからの友達が出版した素敵な本

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浅草寺diary
20年来の友人が去年出版社を立ち上げ、この春初めて紙の書籍を出版しました。
この『浅草寺diary』は、浅草寺のご住職さまがお寺の機関誌に寄せていた文章をまとめたものです。

ところで話は飛びますが、春はカメラを始める人が一番多い季節です。なぜでしょうか?
もちろん春は環境が変わったりして、新しいことを始めたくなる時期。でも、ことカメラに関しては、やはり、桜の力が大きいのではないかと思います。
寒い冬に耐え、風の中にほんのわずかにふくまれる暖かさをつかんで、花を開かせ、数日人々の目と心を楽しませて去っていく桜。この姿をどこかにとどめたい気持ちになるのではないでしょうか。
四季がある国で、大きな危険にさらされることなく四季を楽しめる幸福を、言葉にならなくとも誰もが感じている。その優しさを写真に収めることができたら、すてきだなあと感じるのでしょう。

春の桜、夏はあさがお、秋には名月にもみじ、冬は雪。

美しく撮影するにはもちろん技術が必要ですが、では、技術を知っていれば四季折々をとらえつくせるのか、というと、そうではない、と私は思っています。
美しいものの美しさに気づく力、美しさが導くイメージへの知識こそが、人を感動させる写真を撮るための「心の基礎力」ではないでしょうか。

心の基礎力をつけるためには、様々な美に視覚で触れるだけでなく、歴史的、文学的な背景を学ぶことが欠かせません。

たとえば、あと半月もすると藤の花が咲き始めます。きれいな紫だな、と思って撮るだけなのと、
松尾芭蕉の句、
「草臥れて宿借るころや藤の花」
を知っていて、句のイメージを理解して写し撮るのとでは、作品が違ってくると思います。

『浅草寺diary』は、四季の移り変わりや年中行事に、和歌、俳句、詩、小説など古今東西の名作を添えながら、暮らしの身近なところにある仏教とのご縁を教えてくださる本です。上記の芭蕉の句もこちらの本の中で”藤を見る”という章の中で紹介されているのですが、ご住職さまの解説で、藤の花をどう見るか、どう撮るか、新しい学びをいただくことができました。

仏教の本というと、縁がないものと決めつけてしまいがちかもしれませんが、美を表現したいならあらゆるところに感覚の窓を大きく開けておくべき。写真のテクニックの本だけでなく、美しさの気づきを与えてくれる書物もぜひ読んでみてください。

紙の本は4/21に発売、現在予約受付中。

Kindleならすぐに読むことができます。

公硯舎代表の竹内さんは、大学時代の大切な友達です。卒業後(おそろしいことに)四半世紀もたってしまいましたが、何年かごとに会うと、昨日まで同じ教室で学んでいたかのように気兼ねなく話すことができる貴重な仲間です。これからもご活躍を心よりお祈りしております。竹内君、私もがんばるので祈っててください(笑)