ひと味ちがう桜写真の撮り方♪7つのアイディア<カメラ講師が教える花写真のコツ1>

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2015年の桜はもうほとんどのところでシーズンが終わってしまいましたが、来年に向けて「これまでとは一味違う」桜撮影のアイディアを7個ご紹介します。

桜が咲き始めるとカメラを持って出かけたくなりますが、意外と撮影のバリエーションが少なくて、ワンシーズンでだいたい青空ときれいな花くらいは簡単に撮れるようになってしまいますよね。
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空は真っ青、桜はほのかに色づき、ああ春だなあ。綺麗ですよね。
悪い写真ではないけれど、このくらいなら、露出調整ができれば誰でも撮れてしまいます。あとは場所を変えるくらいでしょうか。でもなかなか遠くには行けないし、桜の名所は人混みでゆっくり撮るどころじゃないし、身近な場所で、ちょっと素敵な桜を撮りたいんだー!! そんな皆さんにぜひぜひ試してほしいアイディアです。

1.ホワイトバランスを変えて撮る

ホワイトバランスの機能を使うと色のイメージが写真に加わって、ただ風景を切り取っただけでなく、撮影した時の気持ちや、表現したい感情を伝えることができます。
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これは、ホワイトバランスをオートにして撮ったもの。目で見たままの色ですね。

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ホワイトバランスを「蛍光灯」にして撮ったもの。早朝のような爽やかさ、桜の儚さ、意外と寒い春、寂しさなどの気持ちが加わった絵になります。

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これはホワイトバランスを微調整して、マゼンタが強くなるようにしたもの。機種によって違いますが、色マップのようなものが表示されて、十字カーソルで緑⇔マゼンタ、青⇔アンバーの間で好みの色味に設定できます。桜といえばピンクですが、実際には意外と白っぽいので、思い切って画面全体がピンクになるように調整します。ガーリー、華やか、おしゃれ、恋、などのイメージが桜に加わります。

ホワイトバランス設定方法
Canon EOS Kiss X7の場合
ホワイトバランスの微調整(ニコンD5300)

2.和風な建物と一緒に撮る

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画面全体が白っぽくなりやすいところに、黒っぽい和風建築を入れると、写真が引き締まります。海外の方に喜ばれそうですよね。やはり桜と和風の建物は相性が良いですね。お寺や神社には大きな桜が植わっているところも多いと思いますので、ご近所を探してみてはいかがでしょう? 

3.ノスタルジーを感じさせる物と一緒に撮る

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だれでも桜には何かしら懐かしい思い出があるものです。そこに、さらにノスタルジーをかきたてるものを加えると、すごく共感を呼ぶ一枚になります。見る人それぞれが持つ思い出を呼び起こすような写真にしよう、という意識を持って被写体を選ぶと、なんとなく素敵な写真だなあと言われることが多くなる、と思います。もちろん、万人受けする被写体なんてないし、そればかり意識しても撮れなくなってしまうと思いますが、桜のように「誰もが何かしらの感情を持っている素材」のときには、挑戦してみたいですね。

私の場合は、中学校のそばに団地があって、桜並木が見事だったこと、春になると毎年桜並木の下をクラスのみんなで歩く授業があったという思い出があるので、団地と桜を入れて、少しマゼンタ寄りでコントラストを下げて、夢の中のような雰囲気にしてみました。

4.背景に注意して画面を整理する

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桜は花が密集しているし、お花見客が多かったりして、画面全体がごちゃごちゃした感じになりやすいです。それを避けようとすると、青い空ばかりになってしまって、ワンパターンですよね。そこで、桜そのものは幹から出ている小さな束だけにしてピントを合わせ、絞りを開放にして背景をぼかしました。実際には後ろにもしゃもしゃした木と別の花があるのですが、光が透けてふんわりしたボケができています。開放F値が大きめのレンズを使う場合には、なるべく遠くにあるものを背景として写しこむように、撮影位置を工夫しましょう。

5.思い切って桜はおまけにする

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桜は存在感があるので、前ボケに使っても「桜だな」とわかります。これは白鳥がメインだけど、ちょこっと桜が入っていることで、春の暖かさが伝わりますよね。ところで白鳥ってこういう首をすっと伸ばした姿が印象的ですが、実際に見に行ってみると、1時間のうち58分くらいは首をぐにゃぐにゃ、へんてこりんなポーズをとっているのですね……。この一枚を撮るためにずいぶん待たされました(笑)

6.散った花びらを主役にする

ほんとは川に散った桜で花筏を撮ってサンプルにしたかったのですが、今年はスケジュールとお天気が合わず断念。でも、足元を見るとピンクに吹き寄せられた花びらがあって、可愛らしいです。
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これは斜め構図で、奥に視線を誘導する絵になっています。こういうふうに花びらが積もっているところが、ずっと続いているんだなあって感じさせますよね。

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こちらは、雨の日の窓に一枚だけ花びらがくっついていたのを撮ったもの。これはプリントしてみてから「お! 森山大道の蝿の写真みたい!!!」とひとりでウフフウフフしたことはないしょです♪

7.桜の形全体に注目してみる

満開の桜だけでなく、枝ぶりや、葉桜になってからの形も面白いものですよね。散りかけた桜を見上げていたら、シルエットがとても綺麗だなあと思ったので、ソフトフォーカス+セピアで撮ったところ、日本画のような雰囲気が出せました。
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桜のすごさは、これだけ引いて、色味も変えても、ちょっと良く見れば「桜だな」とわかるところだと思います。いろいろな切り取り方を楽しめる素材ですね。桜の国にいるのだもの、思い切り楽しみましょう!