写真講師の私が実践している写真データを完璧に守る方法【震災で気づいたバックアップのススメ】

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大きな災害が起こると、あらためて写真の価値について考えます。東日本大震災の時は写真の修復活動が行われました。今回の熊本地震でも、大切な写真を助け出したいと願っている方も多くおられるかもしれません。

写真が励ましてくれる力の大きさを実感したのは、去年愛犬のきなこを失ってからです。身を裂かれるような辛さでしたが、写真の中のきなこはいつも笑っていて、救われました。
突然の災害で多くを失うことがあっても、思い出が残っていたら、次に進むときに助けになってくれると思うのです。

大事な記録が失われないよう、私が実践している写真の保存・バックアップ方法をご紹介します。ポイントは、常に手元のPCとそれ以外の2か所以上に保存されているようにすることです!

手順は
①Dropboxの機能を使ってPCに取り込み
②外付けHDDにコピー
③容量無制限のクラウドストレージにアップロード
の3ステップです。

①撮影したらPCにカメラを接続して、Dropboxでカメラアップロード

2016-04-18
お仕事でもプライベートでも、撮影から帰ったらすぐにPCにUSBケーブルでカメラを接続します。
数々のクラウドストレージの中で、Dropboxが便利で欠かせないのは、カメラを接続するだけで自動的に写真データを取り込んでくれる「カメラアップロード」という機能があるからです。

クラウドストレージとは:インターネット上にデータを保管するサービスのこと。Dropboxはその代表的なサービスで、無料で2GBまで利用することができます。

Dropboxが提供しているデスクトップアプリケーションをインストールすると、PCに「Dropboxフォルダ」が自動的に作成されます。カメラをUSBケーブルでPCにつなぐと、自動的に「Dropboxフォルダ」の中に写真が取り込まれ、ネットに接続されていれば順次Dropboxのクラウド(=自分専用のデータ保管スペース)にデータがアップロードされていきます。RAWファイルも特に設定の必要はありません。
アップロードが完了したら、私はカメラ内SDカードのデータは削除しています。

この時点で、PCとDropboxクラウドの2か所にデータが存在します。たとえPCが震災で破損したとしても、Dropboxクラウドに写真があるので、完全に失われることはありません。

PCとクラウドに保存

私は撮影枚数が多いので年間12,000円で容量1TBのDropboxProプランを使っていますが、普通なら無料プランの2GBで問題ないでしょう。

スマホも、Dropboxアプリをインストールすれば、写真が自動的にアップロード→保存されます。
詳しい設定方法はこちら:Dropbox のカメラアップロードでスマホの写真を簡単バックアップ/Dropbox公式ナビ

②データを整理して外付けHDD(ハードディスク)にコピー

次に、PC内の「Dropboxフォルダ」を整理して、日付ごとに分類します。こんなふうに日付と中身がわかる簡単な名前をセットにしてフォルダ名にしています。
2016-04-18-(1)

フォルダに該当する写真を移動させたら、フォルダごと外付けHDDにコピーします。この外付けHDDは、Lightroomのソース(=画像データが入っている場所)として使っているので、写真を現像処理するタイミングでこの作業を行います。といってもフォルダのコピー&ペーストだけですから作業というほどでもないですね。

Lightroomとは:写真を管理、分類、現像処理するソフト。当サイトでは無料プリセットを配布しています。
この時点で、外付けHDD、PCのDropboxフォルダ、Dropboxクラウドの3か所にデータが存在します。

PCとクラウドと外付けHDDに保存

③外付けHDDを容量無制限のクラウドストレージに自動バックアップ&予備外付けHDDにもコピー

外付けHDDは、容量無制限のクラウドストレージSurDocに自動でバックアップされるように設定しています。こちらはPCにSurDoc Desktopというアプリケーションをインストールし、バックアップしてほしいフォルダを指定すると、ネットに接続されている間にバックグラウンドでアップロードしておいてくれます。かなり早くて、PCの作業に影響はほとんどないですね。一度設定してしまえば、その後完全に忘れてしまっていても問題ないので、「バックアップしなきゃー」というストレスから解放されます。

SurDocへのアップロードが終了したら、Dropboxフォルダからデータを削除します。なので、Dropboxフォルダが巨大になってPCを圧迫することはありません。

しかし、外付けHDDが壊れたら、SurDocからダウンロードしてこなければなりません。それはけっこう時間がかかるので、もう一台の外付けHDDに、気が向いたときにミラーコピーを作るようにしています。Realsyncというフリーソフトがとにかく簡単で速いので、こちらを使って、Lightroomでの作業が終わった時などに、ミラーリングします。これもあっという間ですね。

最終的に、外付けHDD①、Surdoc、ミラーリングした外付けHDD②の3か所にデータがあることになります。これだけあれば、万一自宅が壊れるような災害にあっても、アメリカのSurdocにデータがあるし、Surdocのサービスが突然なくなっても慌てずにすみます。

クラウドと外付けHDD2台に保存

使っている外付けHDDは2TBのものです。
以前ノートPCを使っていたときに購入したので、ポータブルです。

バックアップ用はこちらのひとつ前のタイプだと思います。

失ってからでは遅い、日常的に無理のないバックアップを

大切なデータがなくなってしまってからでは遅いので、今のうちからバックアップをどうするか考えておくと良いと思います。手順を決める際に一番大切なのは、設定したらその後は意識しなくてもデータがバックアップされている状態を作ること。面倒くさいステップがあると、やらなくなってしまいます。私は特に面倒くさがりやで、すぐに嫌になっちゃうほうなのですが、この手順ならノーストレスでできています。

お子さんの写真などは、都度プリントアウトしておじいちゃん、おばあちゃんに送るというのも一種のバックアップになりますよね。

大事な思い出は、ちゃんと大事にしましょう。いつか誰かを助ける力になるものだから。