Industar 26M 52mm F2.8の作例
魅惑のロシアレンズ Industar 26M 52mm F2.8(1)の続き、Sony α7に装着して撮影した写真です。
Industar 26Mの感想は、「ナイスへにょへにょ!&たまに神が降りてくる!!」です。
ピントの山をつかむのが難しいです。ピーキング機能を使っても、これでほんとにいいのかな、と迷うことがありました。ピントから外れたところの、かすれたような感じはとてもいいと思います。
うまくいくと、花びらのグラデーションのところみたいに、とても繊細で美しいです。
これはInstagramでも好評だったのですが、年末の大掃除の時期に干されているぬいぐるみわんこ。表情がいいですよね。クリックするとflickerの大きな画像が見れますが、ぬいぐるみの毛の質感が柔らかくていいです。もともとの素材がふわっとしたもの、柔らかいもの、コントラストの低いものを撮ると大変に良い雰囲気。いい意味でへにょへにょです。
逆光にはめちゃくちゃ弱いのですが、光の方向をうまく選ぶと、「神降臨キタコレ」的な一枚が撮れる!!!
レンズの性能としては良くないのでしょうけれど、こういうの大好きです。
絞り羽が10枚あるので、中央のボケはきれいな円形なのですが、場合によってはこのボケはちょっとうるさく感じられるかもしれません。

周辺を拡大したもの。周辺に行くと口径食(斜めから入る光がレンズの口の形状により欠けてしまい、丸いものが丸く写らない状態。食は日食の食)が出ています。また、二重になる二線ボケもあり、ぐしゃぐしゃですね。少し絞れば出なくなるはずです。このぐしゃぐしゃボケを生かす撮り方を考えたいな。
Eマウントへの装着について※注意点あり
このレンズはLマウント。ライカL39マウントとも呼ばれます。ソニーとのアダプターはこちら。
このマウントアダプターを付けた状態で、最短撮影距離1m。室内で物を撮ることが多い私には、ちょっと使いにくい距離でした。
そこで、L→E変換アダプターを外し、レンズにLマウントをM42マウントに変換するスクリュー(ねじの径を変えるため)を装着します。Lマウント→Eマウントを直接接続できるヘリコイド付きのマウントアダプターは(現時点では)見つかりません。
これを付けた状態で、ヘリコイド付きM42マウントアダプターを介してSony α7に装着。
※注意:Amazonのレビューにある通り、このスクリューをはめると、とれなくなります。モンキーレンチとか出してきてなんとか外そうとしたけれど、がっちりはまり込んでしまって二度と取れません。なので、下のようなM42マウントアダプターをすでに持っていて、それを使いたい場合はいいのですが、迷っている場合はよく考えて。どのマウントアダプターをメインにするか決めてから購入しましょう!!
ヘリコイド付きのマウントアダプターを使うと、かなり寄って撮影できるので、格段に使いやすくなります。エクステンションチューブをつけるより、様々な状況に対応できるので、ヘリコイド付きのアダプターがおすすめです。
ふつうにEマウントに装着するなら、LEICA ライカ L39 レンズ → ソニー NEX E マウント アダプター
ヘリコイドを使いたいならライカ L マウント L39 M39 → M42 スクリュー 変換 ステップ リング ボディ アダプターをかませて【日本国内正規品】KIPON ソニーNEX/α.Eマウントアダプター マクロ/ヘリコイド付きを装着
撮影実例は次回。