【ぐるぐるボケ】Helios 44-2 58mm F2 (2)【魅惑のロシアレンズ】

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今回はHelios 44-2 58mm F2の作例です。ヘリオス44の代名詞、「ぐるぐるボケ」が見れますよ!
前回はこちら「【マウントアダプター編】魅惑のロシアレンズ Helios 44-2 58mm F2 (1)」。

【マウントアダプター】Helios 44-2 58mm F2 (1)【魅惑のロシアレンズ】

2016.06.10

Helios 44-2 58mm F2でぐるぐるボケ

Helios(ヘリオス)44-2 58mm F2で撮影した写真です。
Helios 44-2 58mm F2といえばぐるぐるボケ。
ロシアレンズ Helios 44-2 58mm F2
椿の下は湾曲しているわけではないのです。平面に枯葉と椿の花びらが散っているだけなのですが、まるで渦を巻いているようです。

このぐるぐるボケは「非点収差」という現象によるものです。すごーく単純化して説明すると、レンズは周囲からいろいろな角度で入ってくる光を焦点に集めてくるのですが、光が斜めに入ってきたとき、レンズの端のほうのわずかな歪みにより、焦点が上下方向と左右方向にずれてしまうことにより発生するのが非点収差です。まっすぐ光が入ってくる中心付近では発生せず、周辺が流れたようになります。ボケなので、絞りを開放に近づけるほどぐるぐるしてきます。

ぐるぐるボケで有名なのがペッツバールレンズやCarl Zeiss Jena BIOTAR 75mm F1.5ですが、このへりたんもぐるぐるっぷりでは負けていません。

ロシアレンズ Helios 44-2 58mm F2

ツリーのイルミネーションを玉ボケで撮ってみると、どこからぐるぐるし始めるのかわかりますよね。真ん中の玉はカクカクしていない綺麗な円形です。

Helios 44にはどんな被写体が向いている?

ぐるぐるボケに目が行きやすいので、メインの被写体と背景のバランスが意外と難しいかもしれません。日の丸構図や、主役一点で他はあっさりしたものが良さそうです。

ロシアレンズ Helios 44-2 58mm F2

ピントが合っている場所はとても繊細ですよね。バラの花弁の重なりの美しいこと。上下の枝はぐるぐるしてるけど、印象が薄いのであまり気にならないと思います。

オールドレンズらしい、淡い描写も素敵です。バラの写真から30分後くらいかな、日が翳ってきてから撮ってみると、今度は淡くふんわり溶けそうな色合い。

ロシアレンズ Helios 44-2 58mm F2 ロシアレンズ Helios 44-2 58mm F2

この枯れたなにかは何でしょうか…。拡大してみるとこんなふうに写っています。

ロシアレンズ Helios 44-2 58mm F2

繊細というか、一生懸命丁寧に撮ってくれてる感じがして可愛いです、へりたん。

ロシアレンズ Helios 44-2 58mm F2

公園の、普通の木の階段が、ドラマチック!

Helios 44の色味は?

上記の写真はすべてSony α7、クリエイティブスタイルは風景で、Lightroomではサイズ変更のみ。あくまで私の印象ですが、濃い目の色は濡れたような発色。白が入ってくると急に儚く、淡くなり、溶けそうになります。もっと淡いトーンの被写体を撮ってみたいですね。

もう一度おさらい、寄りたいならこのマウントアダプター

オールドレンズを使うときには欠かせないアダプター問題。基本的には、レンズのネジの形と、カメラのはめ込み部の形が両端についている輪っか状のものならなんでもいいわけです。Amazonでマウントアダプターと検索すると山ほど出てきますが、どれがおすすめなのでしょうか。
オールドレンズは最短撮影距離が長いものが多いです。Helios44なら最短撮影距離は0.5m。あまり寄ることができません。私はテーブルフォトが多いので、もう少し寄れるレンズのほうが使いやすいのです。その場合、役に立つのがヘリコイドアダプター。ヘリコイドとは、レンズの胴体に螺旋状の溝がついていて、それを回転させてレンズを前後に動かすこと。キヤノンのこども向けサイトにわかりやすい動画があります。ヘリコイドアダプターは、マウントアダプターに繰り出し/繰り下げの機構を組み込んだものです。繰り出している状態だと、接写リングと同じ働きをするので、被写体に近づいて撮ることができるようになるのです。
※なぜ接写リングをつけると近づけるのか→スタジオ・グラフィックさんのサイトに図解があります
というわけで、私が選んだのはこちらのヘリコイドアダプター。

カスタマーレビューが2件しかなくて、本当にはまるのか(けっこう、はまらないとか、つけたら外せなくなったというものも存在するので、レビューはしっかり確認したほうがいいと思う)一抹の不安がありましたが、これ、とっても良い製品でした。動きは滑らかで作りがしっかりしています。少しでも寄って撮る可能性がある人には、このタイプがおすすめです。