【マウントアダプター】Helios 44-2 58mm F2 (1)【魅惑のロシアレンズ】

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ロシアレンズ、Helios(ヘリオス)44-2 58mm F2を購入しました。マウントアダプターの紹介と、ロシアレンズの歴史について語ります。

オールドレンズの魅力を教えてくれた本

最近突然オールドレンズ沼にどぶんとはまりました。
きっかけは、この本。

夏の終わりにFUJIFILM X-T1を購入したときにフィルムシミュレーションについてよく知りたくて買った本なのですが、中に「マウントアダプターでオールドレンズを楽しむ」という章があり、そこに掲載されている作例がものすごく素敵! こんなふうに撮れるなら、そのうちオールドレンズでもやってみようかな~、としばらく眺めていたのでした。

しかしある日、スマホのヤフオクアプリで”オールドレンズ”なんて検索してしまったら…
もうね、皆さん、絶対ダメですあれは。PCでもヤフオクでカメラカテゴリーなんかを見始めたらあっという間に数時間たってしまうでしょ。それが、スマホで! アプリで! お布団の中でも見ちゃう! ウォッチリストに入れただけなのにばんばん通知来る! 入札する! 落札する! あああああ…ってことになるんですよ! なったんですよ!!! 時間とお金は大事だよ~♪

でね、買いましたよ。
ロシアレンズ Helios44M
ロシアレンズ、Helios(ヘリオス)44-2 58mm F2。あまりに可愛いので心のなかでへりたんと呼ぶよ。

X-T1の本から始まったはずなのに、なぜSony α7についているのか。それは、やはりフルサイズ機で使いたかったのと、自分が思うオールドレンズ的な色乗りには、Sony α7との組み合わせのほうが好みだったからです。

オールドレンズをデジタル一眼レフで使うには

オールドレンズをデジタル一眼レフで使うには、2つの条件があります。
1.カメラがミラーレス一眼であること。これは、ミラーレスはその名の通りミラーがないので、マウント(レンズをはめる部分)からセンサーまでの距離に余裕があるから、専用に作られたレンズでなくても、使える場合が多いからです。
2.マウントアダプターを使うこと。レンズ側のはめ込む部分の形状がカメラのマウントと異なる場合、間にアダプターを介して装着します。

所有しているFUJIFILM X-T1、Sony α7ともにミラーレス一眼なので、どちらも様々なレンズを使える可能性があります。FUJIFILMのカメラはXマウント、Sony α7はEマウントという形状です。

ロシアレンズ Helios 44-2 58mm F2 アダプター ヘリコイド

使いやすいおすすめのマウントアダプター

追記:2016/06/08 Kernel ヘリコイド付 M42マウントレンズ-Sony Eマウントアダプター、Amazon再入荷しています!
Eマウント用に購入したのはこちらのアダプター。

今回購入したへりたんことHelios44-2はM42マウント。44-2とM42。何を言ってるかわかんねーだろーが、俺も何をされたかわからねぇ…のポルナレフ状態ですね!
M42という形のレンズをSony Eマウントのカメラ(αNEXなんとかかんとか、α3000~5000とα7なんとかかんとかの型番がILCEで始まるみなさん)に装着するためのアダプターです。
アダプターってけっこう当たり外れがあるようなのですが、こちらはSony α7にはまったく問題なく装着できました。動きもスムーズです。

追記(16/3/24)上記のマウントアダプターは、現在在庫切れになっています。かわりに使えるのがこちら。

こちらは実物を入手していないため、使用感がわからないのですが、スペックを見る限り大丈夫そうです。「M42マウントレンズ」のボタンをクリックしてマウントの種類を選んでください。

ロシアレンズの魅力

「Helios44」から始まるレンズはものすごくいろいろなバリエーションがあり、詳しいことはM42 MOUNT SPIRALさんに掲載されています。私のもとに来た子は、キャップのロゴからKMZ社製、シリアルナンバーから90年代製造のものと思われます。KMZ社の当初の名前は「クラスノゴルスク機械工場」だったんですって

なぜロシアレンズに惹かれたのか。それは歴史にあります。第二次世界大戦末期のヤルタ会談で、ドイツは東西に分割され、それぞれソ連とアメリカの統治下に置かれます。戦前から優れた光学機器を製造していたツァイスグループは、どちらの陣営も喉から手が出るほど欲しいものでした。そこで、アメリカ軍はソ連軍に占領地を引き渡す前にツァイスグループの経営者たちを自陣に移転させ、新生ツァイスグループを作ります。一方ソ連はイエナの工場などを接収し、熟練作業員を手に入れます。ツァイスは東側のCarl Zeissと西側のZeiss Optonに引き裂かれ、ベルリンの壁が崩壊し東西ドイツが統合されるまで、「ふたつのツァイス」として存在していたのです。ツァイスの技術力はソビエトの宇宙開発やスパイ活動などに役立てられ、さらに様々な模倣レンズを生み出しました。KMZ社、FED社などで作られたレンズたちは、ツァイスのコピー品と言われています。

特殊な状況下で、特殊な発展を遂げたロシアレンズ。正確にはソ連レンズと言うべきかもしれません。ある意味、冷戦時代の置き土産です。しかし、いろいろロシアレンズのことを調べていくと、「ロシア人はとっても写真好き」「日常生活に写真が溶け込んでいる」という話をところどころで見かけました。いびつな形の種から生まれて、寒い土地で育ったけれど、その花は人々から愛されていたのではないか…そんなふうに思うと、ロシアレンズが可愛く感じられて、心をつかまれてしまったのです。

今回参考にさせていただいたサイト:

語りすぎたので、肝心の作例は次の記事で!

【ぐるぐるボケ】Helios 44-2 58mm F2 (2)【魅惑のロシアレンズ】

2016.06.10