これまでの「デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる」
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(1)
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(2)
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(3)
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(4)
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(5)
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(6)
実写画像を比べてみる②真夏のダリア
ここで比較するのは真夏、快晴の日に屋外でダリアを撮ったものです。画像はクリックすると大きな画像が新しいウインドウに開きます。
Lightroomのスクリーンショット。
α7→X-T1→フィルムの順に並んでいます。撮影条件は、ISO400、1/1250秒、F2.8です。
<画像サイズの違い(単位pixel)>
Sony α7:6000×4000
X-T1:4896×3264
フィルム:3090×2048
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(6)に書いた通り、フィルムをスキャンして作成してもらったTIFF画像は、RAW画像より小さいので、Lightroomですべてjpegで書きだしてから、Sony α7とFuji X-T1の画像をPhotoshopで同じサイズ(3090×2048pixel)に変更しました。
フィルムの写真が少し暗すぎたので、Photoshopで補正レイヤーを追加、その後レイヤー統合してから並べました。
センサーサイズごとの背景ボケの微妙な違いがわかりますね! やはりAPS-Cはこうやって比べるとボケにくいことを実感します。背景がうるさくなりやすいから注意が必要ということですね。


うーん、画像サイズを合わせても、フィルムはかなり残念な感じに…。
逆に、X-T1の細かい描写力はかなりすごい、フルサイズに遜色ないなあと感心しました。
フィルムの写真は精密で情報量が多い、というのは、もしかしたら成り立たない話なのかもしれないですねえ。
使用機種は以下の通りです。レンズはフィルムカメラに合わせて35mm換算50mm前後の単焦点レンズにしました。
フィルムカメラ:MINOLTA αSweet(1998年発売開始)これはさすがにアマゾンになかった…
レンズ:MINOLTA AF MACRO 50mm F2.8
フィルム:Fujifilm PRO400H
フルサイズ機:Sony α7
レンズ:Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
APS-C機:Fujifilm X-T1
レンズ:XF35mm F1.4 R