デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(5)

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これまでの「デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる」
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(1)
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(2)
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(3)
デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(4)

画像ファイル形式で画質が異なる? 比較に最適なファイル形式は?

デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(4)で、「フィルムっぽい色合いは、現像屋さんの仕上げ加工による」というお話をしました。ちゃんと比較するため、今回の検証では補正なし、フィルム特徴仕上げ&色味の指示なしで、撮ったままに近い画像で現像してもらうことにしました。いただいたデータを、LightroomやPhotoshopで自分で仕上げて確認したいからです。

比較の前提④編集しても劣化しない画像形式にする

Lightroom Photoshop フィルム風
←この画像のように、LightroomやPhotoshopを使えば、簡単に青かぶりのフィルムっぽい写真に加工することができます。デジタルカメラで生成されるRAWデータという形式のファイルなら、加工しても写真が劣化せず、何度も編集できます。
しかし、よく使われるjpeg形式だと、データを圧縮するため保存のたびに劣化していくので、RAWで整えた写真と比較することができません。

フィルムを現像してもらうとき、紙焼き(写真紙にプリントされたもの)だけでなく、CD-ROMなどにデータを焼いてもらう人が多いですよね。でも、そのデータの形式がjpegだと、見るだけならいいのですが、サイズを変えたりするだけで、どんどん画質が悪くなっていってしまいます。そこで、非圧縮形式のTIFFでデータを提供してくれる現像屋さんを探しました。

いろいろ探しぬいて見つけた、全希望を叶えてくれる現像屋さんはこちら!
楽天の、「なら写真倶楽部 写真現像屋」さんです。
基本の現像依頼はこれ↓です。

この↓オプションをつけると、TIFFで保存したデータを送付してくれます。

お好み焼きで理解するRAW/TIFF/JPEGの違い

ここでRAW、TIFF、JPEGの性質を比較してみましょう。

 RAWTIFFJPEG
画質★★★★★★★★
ファイルサイズ
メリット画像と撮影データを別々に保存してあるため、編集してもまったく劣化しない。
表現色数は約6870万色。
データを圧縮していないので、保存を繰り返しても劣化しない。JPEGより高画質。どんなソフトウェアでも開けるので、印刷データのやりとりなどでよく使われる。表現色数は約1670万色。画像の情報を少なくしてあるので、ファイルサイズが小さい。どんなソフトウェアでも開ける。表現色数は約1670万色。
デメリット専用のソフトウェアでないと開いたり編集したりできない。JPEG等に変換して書き出す必要がある。ファイルサイズが大きい。RAW形式が誕生してからはあまり使われなくなっている。高画質(FINE)でも元の画像の1/4に圧縮するため、データが失われてしまう。保存のたびに圧縮して劣化するため、複数回の編集には不適。

難しい! 何だかよくわからない!!
そうですよね! では例えてみましょう。

10人分のお好み焼きを作ることになりました。
RAWの場合:10人分の材料と、レシピのメモがあります。
RAW TIFF JPEG比較
いつでも10人分の美味しいお好み焼きを作ることができますが、すぐには食べられません。

TIFFの場合:10人分の材料を使って、レシピ通りに作ったお好み焼きです。
RAW TIFF JPEG比較
切り分けても味は変わりません。ソースを掛けても美味しいです。

JPEGの場合:材料が5人分しかないのに、10人で食べるお好み焼きです。お肉も、豚バラ肉じゃなくてひき肉になってしまいました。費用は安くなり、焼き上がり時間も早いです。
RAW TIFF JPEG比較
切り分けると物足りません。ソースをかけたら味が負けてしまいました。

数日「どうやって説明したらわかりやすいかなあ…」と考えていて、昨夜「お好み焼き!!」と思いついたときはカメラの神降臨!! 神キタコレ!! と思いましたが、そうでもなかったかもしれぬ。

私がデジタル一眼レフで撮影するときは、RAW+JPEG FINE(Lサイズ)で保存する設定にしています。InstagramなどはJPEGを無加工で投稿しますが、作品として使用する場合や、このブログでもきちんと写真を見てほしい場合には、RAWをLightroomで最高画質でJPEGに書き出しています。加工や補正なんて邪道、撮って出しが正統派、という考え方もありますが、自分の作品が何度も劣化するのは嫌なので、どんなにデータが大きくなってもRAWを使っています。

ようやく次から実際の画像をお見せするよ!!