デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(2)

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かなり時間が開いてしまいましたが、デジタルカメラとフィルムカメラをできるだけ厳密に比較してみる(1)の続きです。

ほんとうにフィルムで撮った写真は味があるの?

フィルムカメラを使っている方からよく聞く話に、「フィルムは雰囲気がいい」「フィルムで撮った写真は味がある」「フィルムは情報量が多い」というような言葉があります。たしかにフィルムカメラを使っている人の写真を見せてもらうと、素敵なものも多いです。しかし、「どうしてデジタルより雰囲気がいいの?」「なぜデジタルより味があるの?」と身近なフィルムユーザーさんに聞いてみると、「なんとなく」という返事がほとんどで、明確な返事をもらえませんでした(聞いた範囲が狭いのは確かだとは思います)。フィルムが工業製品であるかぎりは、「雰囲気」「味」は再現性があるはずだし、”なんとなく”ではない理論があるはず。そもそも、本当にその雰囲気はフィルムから産まれているものなのかな? フィルム以外の何かの要素が関わっているのではないだろうか? 優劣をつけるつもりはありませんが、はっきりさせたい! というわけで、自分の納得行く形で確かめてみようと思ったのです。

比較の前提①センサーサイズ

ネット上で、フィルムとデジタルを比較しているブログなどを見ると、フィルムの写真とAPS-C機で撮影したものを並べて、「フィルムのほうがきれいですよね」と言っている場合があります。その条件なら、フィルムがきれいで当然なのだ!

というのも、フィルムとAPS-Cを比べたら、APS-Cのほうがフィルムカメラで言うとフィルムにあたるセンサー部分が小さいので、画像は粗くなるからです。小さい画像を大きく引き延ばすと、ザラザラした感じになりますよね。もともとの画像のサイズが違うものを比べても、判断できないのです。さらにハッセルブラッドなどの中判カメラとAPS-Cを比較したら、そりゃかわいそうだよ…。

フィルムとセンサーサイズの比較

フィルム デジタル 比較
PCで見たらほぼ実寸です。
もし、L版にプリントするとしたら、それぞれどの程度拡大されるのでしょうか。
中判なら4.8倍、35mm/フルサイズで13倍、APS-Cなら30倍、マイクロフォーサーズだと50倍になります。ざっくり言ってしまえば、一般的なフィルムカメラとAPS-Cで撮影したものを比べたら、APS-Cのほうが倍くらいザラザラということになります。

公平に比較するなら、35mmフィルムとフルサイズ機で比べなければなりませんね。

フィルムカメラの良い所は、大きいセンサーサイズが格安で手に入る、という点でしょう。デジタルカメラの場合、現在市販されている中判カメラは恐ろしい値段の物しかないですもんね。
見るだけならタダなので一応貼っておこう。

フィルムカメラなら、中古品になりますが、ハッセルブラッドでもこのくらいの価格で手に入る(高いけれどもね…)ので、フィルムのコストを考えなければ、始めやすいですよね。

お値段で衝撃を受けたので、比較の前提②は次の回で~!