
fubiz.netに紹介されていた花のレントゲン写真が美しかったので、どんな人が撮影されたものか検索してみました。
撮影したのは1872年ウィスコンシン州生まれのダイン・タスカー博士。レントゲン技師でした。普通に病院でレントゲンを撮る傍ら、自分の横顔(メガネを掛けたまま!)をX線撮影してみたり、花を撮影してみたりしていたようです。何がきっかけで花を撮るようになったのかははっきりしませんが、「花は植物の愛の形」と語っていたことから、ある種のエロティシズムを表現しているのだと思います。たしかに、メイプルソープの花のポートレイトを想起させますね。
写真家ではなかったタスカー博士の作品は、ロサンゼルスで教鞭をとっていた写真家のウィル・コネルに見出され、ゴールデンゲート国際博覧会(1939~1940)でも展示され人気を博したそうです。
ちょうど今、サンディエゴのJoseph Bellows Galleryでダイン・タスカー展が行われるのにあわせて、いろいろなメディアで紹介されているようですね。見てみたいけど行けないよ!! 遠いよ!!
花のレントゲン写真集はたぶんこれだと思うのですが、日本のアマゾンだと詳細が不明。アメリカアマゾンのデータと照合してみると、この本みたいです。
メイプルソープの写真を気軽に見るなら、初台のオペラシティエスカレーター脇も素敵。